シングルモルト久住 sora2025

シングルモルト久住 sora2025

久住の移ろいゆく季節と空を表現するシリーズの第1弾です。「秋の気配が漂い始めた夏の終わり、日が傾きかけた頃」を題材に、色づいた果実の豊かさと、後から重なるピート香を描いています。

基本情報

味わいと特徴

シングルモルト久住 sora2025は、「久住の空」をテーマに、移ろいゆく季節の一瞬を切り取って表現するシリーズの第1弾です。久住蒸溜所のシングルモルトとしては、THE FIRSTに続く第2弾に当たります。

描かれているのは、秋の気配が漂い始めた夏の終わり、日が傾きかけた頃の空です。夏の名残を思わせる緑と、初秋を思わせるオレンジが交わる情景を、原酒の香味とラベルデザインで表現しています。

ピーテッド原酒を含む複数の熟成原酒を慎重にブレンドしています。前面には色づいた果実を思わせる豊かなフルーティーさが現れ、後からピート香が重なる多層的な構成です。

色合いは、オレンジがかった明るい琥珀色。香りには、オレンジ、かりん、バニラビーンズ、ほうじ茶、日光を浴びた土、遠くの焚き火を思わせる印象があります。

口に含むと、あんず、ドライオレンジ、黒糖、りんご飴を思わせる甘みと果実味が広がります。その奥には、干し草やサワークリームを思わせる乾いた風味と穏やかな酸味があります。

余韻はビターでオイリー。焦がしたオークの香ばしさとピートの煙が長く残り、夕暮れの空が次第に暗さを増していくような変化を感じさせます。

おすすめの飲み方

SUGOI SCORE(すごい酒度)

久住の夏の終わりから初秋へ移る夕空を、色づいた果実と重なり合うピート香で描いたシングルモルトです。

物語性 20 /20

久住の人々が山や空から季節の変化を感じ取ってきた暮らしを背景に、夏の終わりから初秋へ移る夕空を香味とデザインで表現しています。

希少性 13 /15

2025年に発売された年次表記のある商品で、定番品のように継続して同じ仕様が供給される銘柄ではありません。

技術・製法 19 /20

ピーテッド原酒を含む複数の熟成原酒を組み合わせ、豊かな果実味を前面に出しながら、土や焚き火を思わせるピート香を段階的に重ねています。

外部評価 11 /15

発売からの期間が短く、単独商品の受賞歴や長期的な市場評価は、今後さらに蓄積される段階です。

ブランド力 8 /10

久住蒸溜所は大分県を代表する新しいウイスキー蒸溜所として認知を広げていますが、ブランドの歴史と世界的な知名度には伸びしろがあります。

味の完成度 19 /20

オレンジ、あんず、黒糖、りんご飴の甘みから、干し草、土、焚き火、焦がしたオークへ続く、複雑で厚みのある味わいです。

合計: 90 / 100

総評

シングルモルト久住 sora2025は、季節や風景を名前だけで表現した商品ではありません。久住の人々が山や空を見ながら天候と季節を感じ取ってきた暮らしを背景に、その一瞬を香味へ置き換えています。

オレンジ、かりん、あんず、ドライオレンジ、黒糖、りんご飴を思わせる色づいた果実味を中心に、ほうじ茶、干し草、日光を浴びた土、遠くの焚き火が重なります。

果実の華やかさを前面に出しながら、後半にピート香と焦がしたオークの苦味を残す構成は、夏の明るさが秋の夕暮れへ移っていく情景とよく結び付いています。

SUGOI SCOREは90点。明確な季節の物語、ピーテッド原酒を生かした多層的な構成、果実味と煙香の完成度を高く評価しました。

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