ブレンデッドウィスキー
ブレンデッドは「混ぜ物」という意味ではなく、
設計で味を完成させるタイプのウィスキーです。
ブレンデッドとは
ブレンデッドウィスキーは、複数の原酒(モルト原酒/グレーン原酒など)を組み合わせて造られます。 シングルモルトが“単一蒸留所の個性”を楽しむのに対し、ブレンデッドは“複数の個性を統合してバランスを作る”ジャンルです。
ブレンデッドの良し悪しは、単に原酒の値段で決まるというより、 狙った味を、過不足なく出せているか(香り・甘み・コク・余韻の締まり方)で決まります。 そのため、ブレンデッドは「ブレンダーの技術が見える」カテゴリでもあります。
カテゴリ分け(このサイトの整理)
スコッチ・ブレンデッド
世界標準。軽快~濃厚までレンジが広く、入口にも比較にも使える。
ジャパニーズ・ブレンデッド
繊細で整ったバランスが魅力。香味の“まとまり”で勝負する。
アイリッシュ・ブレンデッド
軽やかで滑らか。飲みやすさの完成度が高いラインが多い。
ブレンデッドモルト(ピュアモルト)
モルトのみを複数ブレンド。グレーン無し=“モルトの厚み”を保ったまま設計できる。
※このサイトでは、ピュアモルト=ブレンデッド側に統一します。
「モルトのみ」でも、複数原酒の統合=ブレンデッドの思想だからです。
シングルモルトとの違い(読み方のコツ)
シングルモルトは「尖った個性」や「蒸留所の違い」を楽しみやすい一方で、 ブレンデッドは「狙った味の再現性」や「飲み心地の完成度」を楽しむのが近道です。
ブレンデッドを評価するときは、次の3点を意識すると迷いにくいです。
- 入口の香り:甘い・華やか・樽香など、最初に“方向性”がはっきり出ているか。
- 中盤の厚み:薄くならず、コクや質感があるか(グレーンが多いと軽くなりやすい)。
- 余韻の締まり:甘いだけで終わらず、最後に輪郭(スパイス/オーク)が残るか。
SUGOI SCOREでの考え方
SUGOI SCOREはカテゴリで優遇しません。ブレンデッドも同じ基準で採点します。 ただしブレンデッドは「ブレンドとしての完成度(設計)」が評価の中心になります。