ブッカーズ

ブッカーズ

樽からそのまま。加水せず、濾過せず、バッチごとに熟成年数も度数も変わる。ブッカー・ノウが1987年に生み出した、濃厚で力強いバレルプルーフ・バーボン。

基本情報

特徴

ブッカーズは、Jim Beam創業家6代目マスターディスティラーのブッカー・ノウが1987年に生み出したケンタッキー・ストレートバーボンです。もともとは親しい友人へのホリデーギフトとして用意したプライベートストックでしたが、評判の高さから一般販売されるようになりました。

最大の特徴は、樽出しの状態をできるだけそのまま瓶に詰めることです。公式はBooker’sを「uncut and unfiltered」と表現しており、水で度数を調整せず、一般的な仕上げ濾過も行わないバレルストレングスのバーボンとして展開しています。

熟成にはラックハウス中央部のいわゆる“sweet spot”に置かれた樽を重視します。温度と湿度の条件が整い、深く強い風味を生みやすい場所から樽を選び、十分に成熟したと判断された時点でバッチを構成します。

ブッカーズは毎年複数のバッチが発売され、それぞれに名称が付けられます。熟成年数とプルーフは固定されておらず、樽の状態に応じて毎回変化します。2026年の「Big Easy Batch」は7年2か月15日熟成・129.1 PROOF、「Milkshake Batch」は7年6か月12日熟成・124.4 PROOFでした。

香味もバッチごとに変化しますが、ブランドの軸は濃厚なバニラ、キャラメル、オーク、ナッツ、スパイス、わずかなスモーキーさ。高い度数と無加水・無濾過によって、厚みのあるボディと長く力強い余韻を楽しめます。

こんな人に向いています

SUGOI SCORE(すごい酒度)

1987年にブッカー・ノウが生み出した歴史、樽出し無加水・無濾過という思想、バッチごとの選別性、ブランドの象徴性と味の完成度を総合的に評価しました。

物語性 20 / 20

ブッカー・ノウが友人への贈り物として始めたプライベートストックが商品化され、現代のスモールバッチ・バーボンを象徴する存在になった。

希少性 12 / 15

年に数回のバッチ制で、各バッチは熟成年数・度数・樽構成が異なる。通常流通品ではあるが、同じ仕様が繰り返されない点で希少性が高い。

技術・製法 20 / 20

ラックハウスのスイートスポットから樽を選び、成熟を見極め、加水せず無濾過でバレルプルーフ瓶詰めする明確な哲学を持つ。

外部評価 14 / 15

長年にわたりバレルプルーフ・バーボンの代表格として高く評価され、プレミアム・スモールバッチ市場を築いた銘柄の一つ。

ブランド力 10 / 10

Booker Noe本人の名を冠し、BeamのSmall Batch Bourbon Collectionを象徴する世界的ブランド。

味の完成度 20 / 20

高い度数にもかかわらず、バニラ、キャラメル、オーク、ナッツ、スパイスを厚みのあるボディと長い余韻へまとめる完成度は非常に高い。

合計: 96 / 100

総評

ブッカーズは、単に度数が高いバーボンではありません。樽ごとの成熟を見極め、良い状態の樽を選び、加水も濾過もせず、そのバッチが持つ個性をそのまま届けるという明確な思想があります。

ブッカー・ノウの物語、バレルプルーフという製法哲学、毎回異なるバッチの希少性、味の完成度を高く評価し、SUGOI SCOREは96点(伝説級)としました。

関連ページ